朝六時目をさましてすぐに外を見ると,今にも降出しそうな曇り空(写真)。テレビの天気予報は午後から雨になるといっている。
さて今日はどうしたものか?最初の予定では難しいかなあ〜などと考えているうちに窓の外では雨音が聞える。
いやいや,すごい降り方やないですか・・・これで今日の行程は短縮に決定,上高地と乗鞍高原はいかずに158号線を奈川まで直行です。
乗鞍高原は昨日行っているのでいいとして,上高地には行きたかったけど,木曽福島で予定の特急に乗遅れるわけにもいかないので,余裕をもって行動できるように今回は(次回はあるのか?)あきらめます。
宿を出て少し下ったところで158号線に出ます。
この国道がとんでもない道で,路面は穴だらけ!(地図ではわからん!)トンネルは多い!(地図でわかっていた事ですけど),救いは奈川方向へは,ず〜と下っている事と私が走った時間帯は奈川方面へ向う車が少なかった事です。反対車線はひっきりなしに車が来ていました。
奈川で158号線と別れでホッと一息,奈川渡ダム(写真)で小休止,雨も小降りになったのと,これからは登りが増えるので着ていた雨具を脱ぐ。
新野麦街道は道も広く,途中にきれいなトイレがあったりしていい道です。
野麦街道と合流してからは道は狭くなりますが,木々に囲まれて,峠へはゆるやかに登っていき,車もほとんど来ない道なのでノンビリと走っていく。
ところが,いい事ばかりが続くわけはなく土砂降りの雨です,あわてて道端の木の下に逃込みます,枝が屋根代りになって少しは雨をしのげますが,そうノンビリともしてられません。
しっかりと雨具を着込んで出発します。
少しずつ勾配はきつくなるものの,汗をかく事もなく登れました。
少しは小降りになっても降りつづく雨の中,展望台に着いてもまるで展望はありません,見えるのは雲だけです。
あと少し登った峠(写真)で休憩,資料館もありますが雨に濡れた格好では入れるわけもなく,次の峠,寺坂峠をめざします。
こちらの下りは所々に荒れたところがあるが快調に下れます。
寺坂峠(写真)へは難なく到着しましたが,表示も何もなし,車の待避所があるだけです。
高嶺大橋(写真)へ下った頃には雨もほとんど止んでいましたが,気温が低い(19℃)ので雨具は着たままです。
高嶺大橋(写真)で左折して,野麦街道と別れて国道361号線を行きます。
道も少し広くなり,車の数もふえました・・・それでも,たまにくるだけですけど・・・
雨はすっかり上がって日がさしてきましたが,気温はそれほど上がりません,それでも雨が降ってないだけで気持が和みます。
長嶺峠の手前で昼食にします,開田高原で蕎麦もいいなと思ったのですが,まだ少し距離もあるので,このへんで腹ごしらえをしておきます。
長嶺峠(写真)と開田高原の間には九蔵峠があるはずなのですが,何処だったんでしょう?看板も何もなく(気がつかず?)通り過ぎてしまいました。
開田高原(写真)のアイスクリーム屋さんは大盛況で,ついつい引寄せられてブルーベリーアイスなどを食べてみました。
木曽御岳の見えるはずの蕎麦体験道場にも行ってみましたが,残念ながら雲しか見えません,それでもカメラを用意して雲の晴れるのを待っている人が二人ほどいました。
さて,最後の峠,地蔵峠を越えると後は木曽福島まで一気に下るだけです。
時間もたっぷりとあるので,ゆっくりと登ります。
峠の手前の展望台(写真)で,雲が切れて木曽御岳(写真)が見えないかとしばらく粘ってみますが,低くたれ込めた雲はそのままでした。
あきらめて,あと少しの登りを登りきったら峠のはずですが,やはりというか・・・なんの表示もなし・・・しかたなく,そのまま下りに入ります。
下るほどに雨脚がきつくなりますが,木曾宿の温泉に直行のつもりなのでシューズカバーだけをつけて(靴の替えは持っていない),後は濡れるに任せて下りを飛ばします。
木曽福島駅の横を抜けて,細い道をクネクネと行って見つけた木曾宿はおもっていた以上にスゴかった(ぼろい!)。
貸切りの温泉(たぶん本物)で,汗(ほとんどかかんかった)と雨と埃を流して,足もゆっくりとマッサージをしていても誰も来ない。
最後まで貸切りでした。
朝からの雨で距離を短縮する事になってしまった分,ノンビリと走れてよかったのですが,今日の雨はあちこちで悪さをしたらしく,木曽福島でも名古屋でもJRのダイヤは遅れていました。
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