2002/10/27 宇和島−土佐清水(紫電改が見たい)
サイクリングコースを探して,四国の情報をいろいろ調べていると,復元された紫電改が展示されているということで,紫電改を見て足摺岬へ行ってフェリーで帰って来るという計画を立てる
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地図は「山旅倶楽部」(数値地図50mメッシュ標高+数値地図画像25000)を使用
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9時半には出かける予定でいたが,こんな日に限って遅くまでお客が続く。結局出発したのは,9時50分になっていた。
バスが三ノ宮を発車するのは,11時10分,約1時間で三ノ宮について輪行していると時間はギリギリだ。
何とか間に合ってバス(サラダエキスプレス)の到着を待つ。大阪始発でやってきたバスにはすでに満車に近い状態で,神戸から乗り込むのは3人だけ,荷物室も結構積んであって,自転車1台は積んでもらえたが2台以上になると無理なようだ。翌朝6時40分まではこのバスの中だ。
バスは阪神高速から山陽道・瀬戸大橋と進んだらしい(GPSの軌跡ログはそうなっている)が,うつらうつらと揺れて寝にくいな・・・と思っているうちに寝てしまったらしく,目が覚めたのは大洲の手前で時間調整?で止まっている時だった。
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宇和島バスセンター
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定刻通り宇和島バスセンターに到着。
出発準備に少し手間取って,予定より10分遅れの7時20分に出発。
市内は道が狭くて走りにくい,朝一から車の流れに乗ろうとがんばったのが裏目に出たのか,この後大変な目に遭うことになる。
市内を外れると路側帯があったり,自転車道(歩道兼用)があったりで走りやすくなる。場所によっては自転車道が車道よりも路面状態のいいところがあった。56号線は国道ということで,交通量は多い。
御荘まではたいしたアップダウンもなく,順調に進んで予定通りに到着。
ただ,トンネルは怖かった。特に宇和島市内を外れてすぐの松尾トンネルは1710mと長く歩道も狭いので,車道を走らざるを得ず怖い思いをしました。
順調とはいうものの,ちょっと?(だいぶ)疲れ気味,素通りするはずだった道の駅「みしょうMIC」で一休み。10分ちょっと休憩。
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紫電改保存館
その他の紫電改の写真
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紫電改保存館へいくために,西海有料道路へ向かう,名前の通り有料で(自転車はただちゃうの?)50円払う。
いきなりの急坂で後ろを23Tではなくて,25Tを付けてこなかった事を悔やむ。ここをすぎればたいした勾配もなく15分程で到着。
9時半開館(7・8月は9時開館)ということで,開館直後でした。掃除をしているおばさんに挨拶して入館,なんと目の前に紫電改がありました。
簡単な台の上に置いて,柵で囲ってあるだけで,周りを回って観覧できます。そのまま復元したらしく,穴があいたままのところや,外板がなくなったままのところもあります。
壁際には部品類を展示してありますが,バラバラなので説明を読んでも,ああそうなのかと思うだけで,見るだけでわかるのは,燃料タンクと機銃弾ぐらいでした。
おばさんは,まだまだ忙しそうに掃除をしていました。
次の目的地,土佐清水・足摺岬を目指します。
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宿毛のだるま夕日(看板です)次の課題?
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ここから細かなアップダウンが連続してどんどんと予定より遅れていきます。
強い西風が吹いていて,追い風のはずなんですが,たいして役に立ってくれず,時には向かい風になって邪魔をしてくれます。
15時足摺港(土佐清水)発のフェリーに乗る予定なので,足摺岬まで行くのは絶望的(かろうじて行けるか?)になってきました。
宿毛市内で国道56から国道321(321でサニーロードだそうで)へ,道幅が狭いと思ったのもつかの間,市外へ出ると広くなって走りやすくなりました。
歩道兼用の自転車道がほとんど途切れることなく続いていて,幅もあるので車道が狭い時には助かります。
御荘を出てからのトンネルも,歩道が広いので歩道(自転車通行可)を走れば怖い思いをしなくてすみました。これは,たくさん歩いているお遍路さんのおかげなんでしょうか。
道の駅「すくも」で小休止。う〜ん,道の駅めぐりか?
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竜串海岸 サニーロードから
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県道28号へ入ると交通量は少なく(無く)なって,走りやすいが,たいしたことのない登りでも脚の筋肉がピクピクと・・・だましだまし行くが,ついに騙しきれず,左のふくらはぎが攣って立ち往生してしまった。おさまったところで休憩して,ストレッチ等をして固まった筋肉をほぐすが,元通りになるはずもなく,この時点で完全にやる気なしモード・・・足摺岬はまた今度や!
まだまだ続く登りをなんとか越えて,とは言っても標高で150mと低いんですが・・・海岸線に出たところで,321号線にもどる。
竜串の海岸を過ぎて山側に入ったところに道の駅「めじかの里」がある,道の駅めぐりツアー?としては寄らないわけにはいかない。
目的地を変更したおかげで,時間は充分あるので,トイレに行ったりしてのんびりと休憩する。
13時40分足摺港に到着,長い(短い?)一日でした。気分的には長い一日,走った距離は短い一日。
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フェリーこうち
拡大画像
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大阪南港まで15時間の長い船旅に備えて食料を調達しようと「海の駅あしずり」へ入ってビックリ,おみやげ屋とさびれた食堂があるだけ,こりゃあかんと,大急ぎで土佐清水の町へ買い出しに走り,スーパーで夕食・朝食その他を仕入れる。
フェリーこうちは小さめのフェリーという事と,旅客を運ぶ事を考えては作られてないようで,食堂は無し,売店・風呂は高知港出航後と,船内設備は貧弱でした,自販機だけは色々そろっていましたが。
定刻15時に出航したフェリーは足摺岬を廻って高知へ向かいます,海から見る足摺岬を期待していたのですが,曇り空と距離が遠いので,霞んで見えるだけと期待はずれでした。
高知から相部屋となったのは,年格好が似たおじさんで,おじさん3人での,いびきの競演をのせて,大阪南港へと船は進みます
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