店長のサイクリング日記

2003/01/13 時間に追われての高松−阿波池田

暇人5人組は前日から出かけて中村で泊まっているのを,
翌日に特急を使って追いかけるが,列車に乗っているだけでは能がないので,
走れるところは走ろうとした高松−阿波池田
コース図 猪鼻峠
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「山旅倶楽部」
(数値地図50mメッシュ標高+数値地図画像25000)を使用


 マピオンのピンポイント天気予報では,高松-阿波池田あたりは,晴れ・南の風3m・0時から6時の気温0℃〜3℃,という事だった。雨の心配はなし,気温も氷点下になる事はなさそうなので,それにあわせて服装を決める。

 ジャンボフェリーは定刻に神戸港第3埠頭を出航。四国,高松港には定刻より5分ほど早く入港。おかげで,阿波池田までの時間に少し余裕ができた。

 目標は,7時6分阿波池田発の特急しまんと1号。これに乗ると,中村10時1分着で,前日から走っている先発隊との待ち合わせに間に合うが,乗り遅れると次の特急しまんと3号しかなく,待ち合わせにはとうてい間に合わない。先発隊は前日から出発していて,中村泊まり。

 合流してから,足摺岬を経て宿毛まで110kmを一緒に走る事になっている。しまんと1号に乗れなければ,合流はできないので,先発隊は中村を早めに出発でき,時間に余裕ができるので,無理して来なくてもいいよ等と,不埒な事を言っている。

 連休の最終日だからか,フェリーにはトラックは1台もなし,乗用車も10台ほどと,大きな船倉ががらんとしている。今回は時間がないので,輪行はせずに組んだまま自転車を乗せたので,トラックと同じ所に乗せられたのでした。

 走る準備はフェリーの中で済ませていたので,GPSのスイッチを入れて走り出す。市内は無事に抜けて(一度間違えたが)国道32号線を岡田の交差点めざして走る。

 体が重いというか,寝てるというか,思うように足が動かない。予定ではこの区間は平均時速28kmで走る事にしていたが,とてもそんなスピードは出ない。でも,1時間ほど走ったあたりから足が動き出して,スピードも上がってきた。

 岡田からは峠越えのない県道を行く予定だったが,GPSはどういう訳か直進を指示していた。しばらく走って間違いに気がついたが,戻ると時間をロスするので,そのまま32号線を行く。この区間で予定より15分程度余分に時間がかかったが,フェリーが早く着いたおかげで,まだなんとか間に合いそうだ。

ランドスケープ

ランドスケープ
Kashmirより生成
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 大したことないはずの峠は標高は低いものの,そこそこの斜度があってスピードは10kmにまで落ちる。その分,下りはスピードが乗って,黒川の交差点(予定していた県道との合流点)は予定の時間に通過。

 猪鼻峠の登り口までは,40km弱の速度を維持するが,登りにかかったとたんに10数kmに低下。時間はどんどん過ぎていくが,残り距離はなかなか減らず,気は焦るが,足は動かず。次回来るときは27Tを付けてこなければ。

 予定より3分遅れで猪鼻峠を通過。ここからは下りと平地(のはずだった)。吉野川に架かる三好大橋を渡って192号線と合流するまでは下っていて,飛ばせるだけとばす。このあたりで,特急に間に合う事がはっきりしたので安心するが,192号線に入って平坦路になると,太腿やふくらはぎが両足ともピクピクとし出す,攣る前兆やないですか・・・

 おまけに,阿波池田駅の手前は登ってて,スピードを上げると攣りそう,落とすと間に合わない・・・攣ってしまうと動けなくなるので,だましだましすすむ。

 6時58分,阿波池田駅に到着。列車の発車まであと8分。大急ぎで輪行袋に詰めるが,ファスナーが締まらない・・・焦るとなおさら締まらない。列車の入線のアナウンスが入る。時間がないので,ヘルメットやらグラブやらを輪行袋に放り込み,フロントバッグを脇に抱えて,切符と輪行袋を掴んで走る。

 ん?ガラス戸?自動ドアちゃうんかい!手で開けて駅舎に入るが改札口がない!?もう一つガラス戸(こっちは開いていた)を抜けて左へ行くと,窓が開いていてそこ駅員がいた,ここが改札らしい。切符を見せてホームを尋ねると,階段を上って一つ向こうのホームだとの事。

 でもなんとか間に合いました,乗ってしまえば座っているだけで勝手に運んでくれます。もっとも,高知駅での乗り換え時間が2分しかないので,もう一度走ったんですがね。

費用

ジャンボフェリー  4,290円
  (自転車/大人,往復割引適用)
JR グリーン紀行 20,000円
  (四国内グリーン車乗り放題/3日間有効)

行程 60km

  • 高 松−岡 田  28km
  • 岡 田−黒 川  12km
  • 黒 川−猪鼻峠  10km
  • 猪鼻峠−阿波池田 10km
大忙しの早朝編終わり,だるま夕日へ続く