天気予報は,愛媛地方降水確率90%と雨確定,ただし降水量1mmということなので,たいした降りではないやろと楽観的に考えることに・・・。
神戸-松山のフェリーを予約しているので,キャンセルするとキャンセル料が発生,それなら雨でも行こうかと・・・誤算というか悲劇の始まりというか・・・
3月21日夜10時少し前に神戸港に着くとすでに二人は到着していたが,あと一人が来ない,待てど暮らせど来ない・・・出航10分前になった頃携帯に電話が入る,あと5分ぐらいで着けると・・・でも,出航5分前になっても来ないのであとは港の係りの人に任せて三人で乗船する。
フェリーの乗船ゲートが閉まりかけても乗ってこなかったので,船室に入って,間にあわんかったんや,三人で走らなしゃ〜ないと話していたらひょっこりとあらわれた。
ギリギリで閉まりかけたゲートを開けてくれて乗せてもらえたそうで,予定の四人が揃って出発出来ました。
船は予定より少し早く6時に松山観光港に着岸。外はジャジャ降りの雨。
出発前の
勇姿(?)
を,一枚。
淡々と走って,松山市内をぬけて三坂峠を登る。
ここで,自称,病み上がりのOサンが遅れるが数分待つうちに到着。
四人が揃ったところで記念撮影
(写真)
登りでかいた汗が冷えて寒い,雨は降り続いていて止みそうも無いどころか,雨足も弱まらない。
レインウェアを着ているので,走りながら補給食を食べることも出来ないので,次の休憩は,予定では素通りするはずだった「道の駅みかわ」ということにして走り出す。
霧が出て視界が悪いし,雨で濡れてブレーキはまともに効かないしで,危なくてスピードが上げられない。昨年だと30分もかからずに通過してしてしまった「道の駅みかわ」までの20kmを行くのに一時間もかかってしまった。
でも,この一時間で体も手も完全に冷え切ってしまって,道の駅に着いた頃にはブレーキをかけるのがやっとで,シフト操作もやりにくくなってしまってました。
ありがたいことに,ここの物産販売コーナーに入ったところには石油ストーブが置いてあって,雨で濡れた手袋を乾かしたり,汗で濡れた服を乾かしたり,冷え切った体を温めたりで,二時間近くもストーブのそばに居座り続けてしまいました。
レストランが開けば温かいうどんでも食べたかったのですが,どういうわけか11時になっても開く気配がなくこちらはあきらめざるをえませんでした。
透湿性のレインウェアを着ていても,外も雨で湿度が100%近くあれば,内側の湿気が出て行くはずもなく,汗で濡れてしまえばそのまま乾かないという事は冷静に考えればわかりそうなもので,汗をかかないように登りを登るとか,中に着ているものを一枚脱いで,汗で濡らさないようにしておくとかしておけば良かったものを,すぐに乾くと思いこんで対策をせずに,登りで汗をかいて濡らしてしまったのは間違いでした。
この時点で降水量は毎時2mmと表示されていましたが,土砂降りとまではいかないけれど,本降りで止みまなく降り続いていて,降水量に対する認識の甘さを思い知らされました。
雨が止むまで待っているわけにもいかないので,体が温まったところで出発することにする。
次の目的地は約60km先の「道の駅土佐和紙工芸村」。
途中,一度休憩を入れて,横地で33号線から別れて交通量の少ない県道へはいる。
道の駅に着いた頃には,お昼もはるかに過ぎた13時30分で,食べ物の誘惑には勝てず,先を急ぐ事よりも食欲を満たす事に衆議一決。
温かいうどんは美味しかったです。
天候もどんどんと回復してきて,晴れ間も見えるようになり,お腹も満足した四人組は,3時間の遅れをどうするのか鳩首会談をするも結論は出ず,高知駅まで行って,列車の時間と途中の停車駅を確認してから決めようと,とりあえずの目的地を高知駅と決めて出発する。
15時40分に高知駅に到着し,時刻表を確認するが,日没までに2時間少し,40km先の大杉駅までなら走れる(前半の雨で疲れているので,ナイトランは無しという事で)が,大杉駅からJRに乗ると割引切符が使えない,高松への到着時間が中途半端で,フェリーの出航時間まで健康ランドでも行って時間をつぶさないといけないという事で,一番安上がりで安易な方法をとる事に。
高松までは割引切符を使ってJRの特急で移動,フェリーの時間まで40分弱しかないので,大急ぎで組み立てて港までダッシュという事で,無事(?)20時発のジャンボフェリー間に合い,日付が変わった頃に神戸港着と,どたばたのサイクリングは終わりを告げました。
昨年はケガ,今年は無駄な出費をしたあげく高知で終わってしまったMさん,来年の再々チャレンジで三度目の正直となるのか?二度ある事は三度あるとなるのか?
まだしつこく行くのか?と言われれば行くんでしょうな〜