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1999/10/18-20 剣山スーパー林道ツーリング
MTBツーリング & キャンプ & 登山
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10月17日 | 10月18日 |
23:00 出発 | 9:10 上勝町 ロードオアシス出発 |
1:00 上勝町 ロードオアシス着 | 12:15 旭ヶ丸 昼食 |
キャンプ | 15:10 ファガスの森 休憩 |
| 17:10 川成峠 キャンプ |
| 走行 44km
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10月19日 | 10月20日 |
9:10 出発 | 9:25 出発 |
12:10 剣山トンネル 昼食 | 10:20 高ノ瀬峡 |
13:20 山頂へ出発 | 12:20 上那賀町日浦 昼食 |
15:00 剣山山頂 休憩 | 13:50 もみじ川温泉 |
17:30 剣山トンネル キャンプ | 15:10 美杉峠 |
走行 25km | 15:45月ヶ谷温泉着 |
| 走行 99km
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スタート前の雄姿 |
まだまだ元気いっぱい |
10月18日
今年で4度目の挑戦になる、剣山スーパー林道ツーリング.
念願かなって、2泊3日で走り切り、剣山への登山も出来ました.
朝、少しでも早く出発できるよう、夜のうちに徳島県上勝町まで移動することに月ヶ谷温泉の少し手前で、ロードオアシスと名付けられた所に車を止めて、キャンプする.
テントを張って、寝る準備ができたところで、しばしの宴会タイム.
この宴会がたたったのか、出発準備に手間取って予定より少し遅れて出発する.
これから、2日間は人家のないところを走るので、食料、キャンプ道具、着替え、その他を満載。
台風と大雨で、どれだけ荒れているかと心配だった道も、整備されていて例年よりも走りやすい(所々、砂利が深くてタイヤを取られるところがある)が、年々走らなくなっているので、余裕がなく苦しい
スタートの遅れを取り戻せないまま(上勝町役場で約40分の遅れ)旭ヶ丸に到着、昼を少し過ぎているし、日当たりもいいので(日影は肌寒い)ここで昼食&休憩。
手っ取り早く、ラーメンと餅で昼食を済ませる。
車が登って来たと思ったら、変なおじさん登場。
何かを(木の実?)探しているようだが、勝手にしゃべるだけ(何を言ってるのかよくわからん)、我々の問い(何探してるんですか?)には答えてくれない。
10分ほど、勝手にしゃべって、その辺を歩き回って、帰っていった。
???でしたが、この後、翌日の昼(剣山トンネル、山の家と駐車場がある)まで、車、数台と出合っただけで、同行3人以外とは誰ともしゃべる事はなかった。
ゆるくアップダウンを繰り返しながら、道は北側斜面を西にむかう。
下りが続いて南側に出ると、雲早トンネル、R193と合流、舗装路を少し下って三叉路を右へ行くと、ファガスの森にむかって、またまた登りが続く。
ええかげんな距離表示(1kmがやたら長く感じる、スピードが低いだけで実は合っているのかも)に腹を立てながらもファガスの森に到着。
平日ということもあって人一人いません、この時点で予定のキャンプ地(水場とちょっとした広場がある)までは行けない事が確定。
体を冷やさない程度の小休止で出発。
で、まだまだ登りは続く。
午前中よりも勾配は緩いはずなのに、ペースは上がらない、疲れた!
こんな調子で、明日、明後日と大丈夫かいな?
高城山を越えて、道は北側斜面を走っているが、南側に出てからキャンプがしたい(寒さが違う)と、ペースをあげる(気持ちだけかも)。
南側に出て、少しいったところで広場発見。
時間も時間(5時を過ぎている)なので、石があって、寝にくそうだがここに決定。
もうちょっと行けば、もっといい所があるかもと思ったが結果的にここが正解でした。
翌朝走り出してみたら、まだまだ登りは続くし、水場も当分なかったのでした。
場所が決まったら、のんびりしてはいられません、汗で濡れた物を乾いたものに着がえて、テントを張って、薪を探してと、明るいうちにやることがたくさんあります。
空に星が輝く頃、たき火も燃え出し、夕食の準備です。
重いのを承知で持って来たビールを開けて、おつまみをつまみながらの用意です。
たき火と、飯ごうで炊いた、炊き込みご飯は、なかなかおいしく炊けて、今までにない満足いく夕食でした。
ワイン(いつものように、アルミボトルに詰め替えて持っていった)も空けて、お腹もふくれたらあとは寝るだけ。
夜中に目が覚めて、テントの外に(おしっこしに)出てみると、一面の雲、明日は雨かと思わせる空模様でした。
10月19日
朝起きてみると、雲はあるけど雨は降っていません。
ラジオの天気予報では、大阪(朝日放送)は雨やと言っている。
雨に降られてもしょうがないと言いながら出発するが、雨はとうとう降らなんだ(徳島は雨だったそうです、翌日剣山トンネルであった人が言ってました)、日頃の行いのいい?3人組には神さんも味方をしてくれる?
登って、登って、少しくだって、最初予定していたキャンプ地に着く。
出発して、1時間30分たっている。
初日に、ここまで来るためには、出発時間をその分早くする(眠い)か、途中のペースをあげるか(無理や、しんどい)か、どちらかやけどどうする?(何考えとんねん、来年も来るんか?)。
下ったのもつかの間、また登りが続く(しょうがないですね、そんなとこへわざわざ来てるわけやから)、そして下る(登りが長くなる)。
そして、スーパー林道最後の登り4kmとなる。
これを登ってしまえば、あとは下るだけ。
だが、2年前には休憩なしで登れた4kmが、1回休憩を入れんと登れんかった(体力落ちとる!)
やった〜、登り切った(終った)。
昼飯や! 山が待っているぜ(そう、これから剣山の山頂へ行くのです)。
剣山トンネル横の山の家「奥槍戸」は火曜日がお休みということで、今日は営業していません。
ラーメンと餅4個では足らず、食パン2枚食べて、お腹をふくらませて、山へ出発。
時間がぎりぎりなので、MTBは担ぎ上げないことにする(残念だが)。
でも、いいお天気です、昨年はガスで見えなかった景色が見える。
ジロウギュウ(剣山はタロウだそうです)を過ぎて剣山への途中で、ブロッケン現象が、すごいというか、幻想的というか、初めて見ました(最後かも?)。
ほどなく着いた山頂には、北側からリフトが、すぐ下まで来ているということで、とても2000m級(1955m)の山に登る格好とは思えん格好の、おじさんおばさんが記念撮影をしていました。
風の当たらないところで、コーヒータイム(のんびりしている時間は無いのだが)の後、下山。
時間がない・・・
そう、夕暮れまでに帰れるか、微妙です。
急いで下った(つもり)おかげで足下の明るい内に、何とか帰り着いた。
薄明かりのなかで、テントを張って、暗がりのなかを薪を探して、夕食です。
ビール(まだあったんか)を飲んで、カレー(レトルト)と、芋飯(おいしかった)を食べて、もう満腹です。
おやすみなさい、明日はいい天気(勝手に決めてる)やろ
10月20日
朝食の用意(たき火)をしていると、昨夜遅く着いた車から、出て来た人が話しかけてくる。
プロのカメラマン(写真集も出してるそうです、ヌードではなく風景の)だとかで、剣山周辺の風景を写しに来たそうです。
ようしゃべる人で、朝食の用意ができずに困ったが、冬のスーパー林道(30cm〜1mの積雪)の話しなどを聞かせてもらって、役に立ったことも。
この人とは、もういっかい出合って、お互いにびっくり。
今日は、スーパー林道の残り約10kmを下り、人里に出て、一つ山を越えて、出発した上勝町に戻る、一番走行距離の長い行程(約100km)が待っています。
でも、ほとんど下りや。
そう、このために、えっこら、えっこら、やって来たと言っても過言ではない、50分連続のダウンヒル(ダート)です。
ダダーっと下って、高の瀬峡まで一気に、ではなくて、もったいないので途中で休憩を入れて下る。
もみじ川温泉までの60kmは下り基調(舗装路)で、楽勝、と走り出す。
先頭交代をして、ペースを落さず、交代時にフロントサイドバッグとリアサイドバッグが触れて、ひやり、という場面もあったが、順調に距離をかせいでいく。
最初は、そうだったんですが、好事魔多しと言うか、工事多しと言うか(1個所だけですが)、通行止があったんです、それも全面通行止(崖崩れで復旧工事中)。
全面通行止の看板と、迂回路の看板が・・・、迂回路はどう見ても峠越え。
軽4が来たので止めて聞いてみると、今日の午後3時からは交互通行で通れる、迂回路も走りやすいよ(それは車やからやろ!)との事。
思い切って、予定どうりの道を行く。
ちょうど、信号機(交互通行用)を付けてました、工事のおっちゃんは、気いつけて通れよと言ってくれ、舗装したての道の渡り初めでした。
一難さって、また一難(日頃の行い悪いんとちゃうか?)、食堂が無い、レストランが無い、ファミレスも無い、昼飯が食えん。
この道、国道とちゃうんか?この辺の人、外で飯食わんのか?怒ると余計腹が減る。
こんな事もあろうかと、残しておいた(たまたま残った?)ラーメンと餅(またか)で昼食にする。
あとは、峠一つ(500m登る)越えるだけ、楽勝や(どこが?)
最後まで、楽はさせてもらえません(勝手に来たんやろ)。
全線舗装されてるとはいえ、走り応えのある道でした。
で、峠への途中で休憩していると、朝のカメラマン氏登場、まさかまた合うとはと、お互いにびっくり。
またまた、しゃべりだすカメラマン氏、こっちは体が冷えて来たので、話しの腰を折って悪いが出発することに。
ここが峠かと思わせるところには、「峠まで500m、がんばって」の看板(なんじゃそら)が。
やっと着いた、美杉峠、ここからほんとに最後の下りです。
月ヶ谷温泉には、3時45分着、珍しくほとんどオンタイム(45分遅れ)で着いた。
これなら、ゆっくり風呂に入れる。
なんと、4年掛かりで目的を達成(剣山山頂への、MTBの担ぎ上げは出来なかったけど)する事が出来ました。
1日目に少し早く出発して距離を稼いで、二日目に剣山トンネル(登山口)に2時間早く着けたら、MTBを担いで(少しは乗車できる)山頂まで往復できる事がわかった。
来年も懲りんと、行くんやろな〜
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もみじ祭り |
ジロウギュウから見た林道
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