安全走行・交通法規等

正しい乗車姿勢
 町乗り用とは違い停止している事よりも乗車している時間が遙かに長いので,乗車時に楽になるようにポジションを合わせる.
  • サドルにすわって右足をペダルに乗せた状態で,左足先がなんとか地面に付く高さにサドルの高さを調節する
  • 信号待ちなどで一時停止するときは,サドルから前にずれてトップチューブをまたぐと,楽に地面に足がつく
 
点検
  • 自転車の各部が適切に取り付けられ,機能しているかを点検/確認する.
    1. ブレーキ
      • 前後ブレーキを別々にかけてみて,両方ともよく効くことを確認する
      • ブレーキレバーをにぎって,引きしろの半分くらいから効きだすのがいい
    2. ハンドル
      • 自転車の前にまわって前輪を脚ではさみ,動かないようにしてから,ハンドルを左右にねじっても動かない事を確認する
      • ハンドルと前輪が直角になっているか確認する
      • ハンドルが軽く左右にきれる事を確認する
    3. サドル
      • サドルを上下左右にゆすっても動かないことを確認する
      • 車体の中心線に対して曲がって付いていないことを確認する
    4. 車輪
      • 前輪・後輪それぞれを左右にゆすっても動かないことを確認する
      • 前輪・後輪を交互に持ち上げ,両輪とも軽く回る事を確認する
    5. その他のねじのゆるみ
      • 前輪・後輪それぞれを地面から10cmほど持ち上げてから地面に落して,変な音がしないか,ガタツキがないか確認する
タイヤの空気圧
  • 前輪・後輪ともにタイヤジゲージで空気圧が規定通り入っていることを確認する
  • タイヤサイドに書いてある,タイヤメーカの推奨空気圧をまもる
交通法規
交通法規では「人は右,車は左」となっていて,自転車も車の一種(軽車両)ですから道路の左側を走ります
  1. 標識
    • 自転車通行禁止  道路標識
        自転車が走ってはいけない道路に表示されています.
         例:高速道路,自動車専用道

    • 歩道通行可    道路標識
        本来,歩道は歩行者専用ですが,この標識が出ていれば自転車も通ることが出来ます.
        ただし,歩行者優先です.

    • 一時停止     道路標識
        一時停止して,左右の安全を確認してから走りだす.

  2. 右折
      交差点で右折をするときは自動車のようにそのまま右に曲るのではなく,一度直進して交差点を渡きり,右に進路をかえ,安全を確認して(信号のある交差点では,信号の変わるのを待って)から直進する.

    • 車道を右折する  道路標識

    • 横断歩道を使う  道路標識

    • 間違い(危険)  道路標識
手信号
後または前から来る車・人に進路変更をしらせる,一緒にサイクリングをしている仲間に合図をおくることで言葉では聞こえない相手に,自らの意志を伝える.

  1. 右折
             右折
      手の平を後ろに向けて,右手を横に出す

  2. 左折
             左折
      手の平を後ろに向けて,左手を横に出す

  3. 減速・停止(二人以上で走っている場合)
             減速
      手の平を後ろに向けて,右または左手を体の後に出す

 交通法規を守っていれば事故が起きないということではありませんが,交通法規を守らずに事故を起こした場合には,対自動車であっても応分(違法の度合に応じて)の責任を分担させられます.
 極端な場合,対自動車であっても加害者となることもあり得るということです.