米子で泊まったビジネスホテルは,部屋も広くて快適でした。
怪しげなホームページと,エントランスの金色ぎらぎらな照明からうける印象とは全く違う,まっとうなビジネスホテルでした。
目覚まし時計で起きたのが6時。
出発の用意をすませて,7時少し前に朝食を食べにレストランへ,洋食のバイキングで,昨夜の食事というよりは餌といった感じの夕食よりはだいぶまし,安い(ホテルは宿泊料金4,980円で,食事は無料サービスだと言ってます)んだから文句は言えませんが。
ホテルの前で自転車を組み立てて,7時40分出発。
今日は,余部鉄橋を見て,香住・竹野と海岸線を通って,城崎まで。
海岸線の景色は期待いっぱいだが,アップダウンの多いのと,国道9号線は不安。
米子から東へ向かうには国道9号線を通れば簡単だが,トラックの多い幹線道路は走りたくないので,GPSを駆使(事前に作ったルートに従って)して,極力国道を避けて行く。
山の方へ迂回するとアップダウンがきつくなるので,海岸沿いを行こうとすると,どうしても国道9号線を走らなければならなくなる。案の定,大型トラックが多い,ただ迂回路は旧道なので,狭くスピードが出せないが,国道はスピードが出せる(出さないとよけいに怖い)ので距離は稼ぐ事が出来る。
鳥取までは仕方がないと,あきらめて走る。
お昼に,やっと鳥取の市街を通過,ここからは国道9号線を外れて鳥取砂丘をめざす。
予定通りの進行に気をよくして,砂丘(写真)で大休止。
気分も新たに出発。ここからはアップダウンも増えるが,海岸沿いで景色のいいところも多くある。
この先は,何度も通った事があるが,サイクリングするのは20年ぶりぐらいになる。
ひと山越えると浜坂,もうひと山越えて,余部。
新しい建物が出来たり,コンビニが出来たりしているが,昔とさほど変わらない風景が続くのは懐かしいが,時間が止まっていたかのような不思議な気がする。
峠をこえて下っていくと,今回最大の目標の余部鉄橋(写真)が見えてくる。
サイクリングの途中で始めて見たときの感激がよみがえる,いつ見てもでかい!・・・あたりまえか。
しばし休憩して,写真を写すと同時に,脳裏に焼き付ける・・・数年後には見る事が出来ないかもしれないので・・・
さあ,後は香住から城崎までの海岸線を残すのみ,ここで残り距離を思い違いしていてちょっと弱気になるが,香住を過ぎての海岸線の景色(写真)を堪能して,竹野に着いたときに間違いに気づく。
残りは後10数キロしかない,それなら楽勝とアップダウンのきつい海岸線を行く事にするが,さすがにこっちはきつい。
距離は短いが,登りになるたびに10%前後の急勾配が出てくる。
でも,前半自重して走っていたおかげで力が残っていて,予定に遅れることなく,17時20分,城崎駅(写真)に到着。
城崎駅のすぐ横の温泉「さとの湯」(詳細)に浸かって,筋肉をリフレッシュ。
その後,近くのレストラン「グビガブ」(詳細)で地ビールとおいしい食事で,胃袋もリフレッシュ。
19:40頃城崎駅にもどると,列車の行き先表示には,20:24分発がちゃんと表示されていた。
輪行して,輪行袋を置いて,土産物屋もすっかり閉まった城崎の町を探索するも何も
なし・・・
20:00頃に駅に戻って,行き先表示には,表示されていない???
乗り損ねたはずはないし・・・と思っていると,駅員とおばさんの話が・・・運
休???なんじゃそりゃ???
園部あたりが局地的な集中豪雨で,城崎へ来る列車が2時間以上遅れてる・・・列車の都合がつかんから運休,ということらしい・・・なんじゃそりゃ!!!
20:24分発に乗れンと,次の接続に間に合わんから帰られんという人が5〜6
名・・・で,どうしてくれると駅員に・・・駅員さんどっかに連絡をとってるが時間
は過ぎる,自転車を組んで走っていこうとしたときに,タクシーで豊岡まで送っ
てくれることに,あわてて自転車を袋に詰め直す。
20:38豊岡発は,遅れても待ってくれるように連絡済らしい,タクシーの運
転手さんは様子もようわからんままに,急げ!と言われて走り出す。
走り出してしばらくしてから,運転手さん,この費用はJRに請求したらええん
ですかね?やと・・・駅員に急いでくれと言われて走り出したものの,不安になっ
たんやろね。
豊岡駅には余裕で到着,駅員さんも,よかった,よかった,(列車の発車が遅れ
んで)よかった,と喜んでくれました。
こちらも,これで予定どおり帰ると思うとうれしい。
と,まあなんかありますなあ・・・
めずらしく雨も降らず,追い風にも助けられて,予定どおりに事が運ぶと,最後にこれか!
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